一年後の消費税の引き上げを延期すべしとの意見が強まってきました。官邸で開かれた 「国際金融経済分析会合」でノーベル賞を受賞した著名な経済学者のスティグリッツ、ク ルーグマンの両氏もこのような主張をしています。

 しかし、延期すれば医療や少子化対策などの社会保障財源がさらに不足し、財政の健全 性が損なわれます。これによって日本国債の格付けが引き下げられれば企業の資金調達に も影響が及ぶかもしれません。予定通り引き上げて景気が落ち込むのか、引き上げを延期 して将来の不安から財布のヒモがさらに引き締まるのか。進むも地獄、退くも地獄の厳し い選択です。

 私は、現状では引き上げを認めるべきと考えます。今は、リーマンショックほどの経済 の縮小には至っていません。税収増に期待をし、将来世代にツケを先送りするのは避ける べきでしょう。もちろん医療、介護などの改革と保育人材の確保など、少子化対策の充実 は最優先課題です。

 新年度もこのように課題山積です。これからもアンテナを高くし、様々な問題に提言を して参ります。

2016年4月